あなたは冬バテタイプ?冬太りタイプ?秋〜冬に食べたい食材と避けたい食材【2022年版】

寒さが厳しい冬が近づいてきましたが、みなさんは「冬バテ」や「冬太り」という言葉を耳にしたことがありますか?今回のコラムでは、冬ならではの身体やお肌のトラブルの原因や解決策をご紹介します。まずは自分がどちらのタイプか確認をしてみましょう!

あなたは冬バテタイプ?冬太りタイプ?

まずはAとBそれぞれ症状チェックをし、それぞれ自分に当てはまる項目の数を数えてください。

[A]
・肌が乾燥しやすい
・髪が抜けやすい
・口内炎ができやすい
・傷が治りにくい
・寝ても疲れが取れない
・まぶたが痙攣する
・筋肉量が少ない

[B]
・冬は太りやすい
・脂肪がつきやすい
・仕事帰りの靴がきつく感じる
・脱いだ靴下の跡が消えない
・身体にだるさを感じる
・まぶたが腫れぼったい
・味の濃いものが好き

AとBどちらに多くのチェックがつきましたか?

Aに多くチェックがついた方は・・・【冬バテ体質】の可能性あり
Bに多くチェックがついた方は・・・【冬太り体質】の可能性あり

冬バテ体質の方も冬太り体質の方も、お酒を1日缶1本orグラス2杯以上飲む方、また睡眠時間4時間以内の方は特に注意が必要です。それぞれ原因や解決法を見ていきましょう。

冬バテ】とは・・・

原因は大きく2つで、寒さから身を守るために多くのエネルギーを消費したことによって起こる【冬型栄養失調】と気温の変化による【自律神経の乱れ】が原因だと考えられます。

人の身体は寒さを感じると、身体を温めるため通常より多くのエネルギーを消費します。この消費量は夏と比較した場合、10%増と言われており、普段通りの食事をしていても栄養不足状態に陥ってしまう可能性があります。もしダイエットの為にカロリー制限している方は尚更注意が必要です。

また、私たちの身体は自律神経によって体温調節されています。自律神経バランスの乱れは血行不良に繋がり、体が冷えやすくなります。

冬バテ体質の方が食べたい食材

食べる温活を。身体を温める食べ物と身体を冷やす食べ物を意識して摂取しましょう。

      • 温/良質なタンパク質(肉・卵など)

    タンパク質には身体を温める効果があります。胃で消化される時や、分解されてできたアミノ酸が肝臓で更に分解される時に、体内で熱を生み出し、炭水化物や脂肪と比べると3倍も温活効果があるとか。実際にダイバーなど冷たい海に潜る方は潜る直前にゆで卵を数個食べる方もいるそうです。

        • 温/ホットココア

      ココアの原料はチョコレートと同じくカカオ豆です。カカオ豆に含まれるカカオポリフェノールには血管を拡張させ、血流を増やすことで体温を上昇させる効果があります。また同じくカカオ豆に含まれるテオブロミンが自律神経の乱れを整え、身体を温めてくれます。

      冬バテ体質の方が避けたい食材

          • 冷/熱帯地域の食べ物(バナナ・パイナップル・キウイなど)

            • 冷/夏野菜(なす・きゅうり・トマトなど)

          身体を冷やす食材を避けましょう。食べる場合はなるべく加熱調理をして、温かいうちに食べて身体が冷やさないように気をつけましょう。

          冬太り】の原因は・・・

          厚着になる冬は、夏と比較すると体型を気にすることが少ないため知らぬ間に気が緩み、美味しいものに手が伸びてしまいがち。また代謝が落ち、脂肪や水分を溜め込みやすくなるので冬に急激に太ったと感じる時はむくみの可能性が高いと言われています。

          冬太り体質の方が食べたい食材

          塩分を控えましょう!料理をする方は普段より薄い味付けを心がけてください。忘年会シーズンで外食が続く方は下記、カリウムを含む食材を積極的に取り入れてみてくださいね。

              • ほうれん草

            カリウムは余分な塩分の排出を促す働きがあり、むくみの解消に役立ちます。またほうれん草に含まれるビタミンB群は水分代謝に関わりがあります。中でもビタミンB2は新陳代謝を活発にする効果があり、むくみの改善に役立ちます。

                • 大根

              大根にもカリウムが含まれており、むくみ解消に効果的です。葉の部分も一緒に食べることで効果が倍増します。また、大根にはアミラーゼという酵素が含まれており、炭水化物の消化を促進します。二日酔いの緩和などにもおすすめなのでお酒のおつまみにもぴったりな食材です。

                  • 枝豆

                枝豆にはカリウムだけでなく、タンパク質も含まれています。タンパク質には血液中の浸透圧を調整する役割があり、タンパク質の摂取不足は細胞と細胞の間に水分を溜めやすくします。むくみにつながるため、良好なタンパク質を積極的に摂ることが大切です。

                冬バテ体質の方が避けたい食材

                △スナック菓子は避ける
                一度食べ出すとついつい手が伸びてしまい塩分過剰になりやすいので極力控えましょう。食べ過ぎてしまった時は上記のカリウムが含まれる食材を積極的に食べてください。

                炭水化物だけの食事を避ける
                タンパク質の摂取不足によりむくみやすくなります。バランスの良い食事を心がけましょう。

                以上、季節や自分の体質に合わせて食を選択し、トラブルを回避する習慣を身につけてくださいね。